黒斑山登山

zustam

2011年07月10日 23:44

 7月2日、友人と黒斑山に行ってきました。
 浅間山の外輪山です。
 ビギナーなので、短めで眺めのいいところをチョイス。

 登山口の高峰高原、車坂峠は、標高1,973m。
 きれいなビジターセンターがあり、浅間山の情報が得られます。
 ネットの地図しかなかったので、詳しいマップはあるかなと探していたら、
そばの人に「もういらないから」と、登山地図のコピーをいただいた。
 ルートがしっかり載っているので、たいへん感謝しつつ、
つぎからはちゃんと準備しようと誓う…

 表コースからスタート。
 登山口は霧の中。

 涼しくてのぼりやすいけど、山上の眺望が心配。

 赤い地面はさすが火山性で珍しく、あまり滑らないので助かる。

 槍ヶ鞘に近づくと、山頂が見えてきた。

 ここからはガレ場でところどころ急。

 見えるはずの前掛山の姿は無く、


 急登に苦しみたどりついた、眺望が良いというトーミの頭も雲の中。


 山頂まではゆるやかなのぼりで、
 2000m以上の高さにいるとは思えない穏やかな林の中を行く。
 途中ヒカリゴケを発見したり、
道を離れて休憩した稜線の風の心地よさにまったり。

 じきに2,404mに到達。

 浅間山のビュースポット?
 しばし粘るも変化が無いので、小休憩ののち下山開始。

 下りのトーミの頭では、常連ぽいおじさんに
「ここからの眺めは最高だよ。下はゴルフ場みたいな緑の高原だよ」
などと言われるも何も見えず。

 急坂を少し降ると、前方に見えないはずの槍ヶ鞘が見える。

 お?これは…
 と、あわてて再度トーミの頭にのぼり返すと、

 一瞬の浅間山。

 その大きさに圧倒される。
 足元には先ほどのおじさんの言っていた緑の高原がチラ見え。


 晴れているときの再訪を誓う。

 急坂の下から、中コースに入る。
 ゆるやかな下りが続き、深緑が心地よい。
 
 振り返ると山頂が見える。


 友人が、「獣の臭いがする」という。
 朝から何度かそういう瞬間があり、獣道なんだねと言って来たのだが、
 
 向き直ると、そこにはカモシカが!
 どういう嗅覚だ!


 携帯写真では捉えきれないが、
アシタカとシシ神さまくらいの距離でした。

 悠然と道を横切るカモシカに呆然としつつ、
余韻にひたって下山。
 
 クマか!と思ったら

 クマみたいな枯れ木。


 順調に行程を終え、ビジターセンターに戻る。

 下山後の楽しみは、食べ物と温泉~

 ビジターセンターのレストランで御代田名物白いものシチュー。

 いもがホクホクでおいしい。
 
 レンゲツツジも見ごろで、花目当ての人も多い。
 
 温泉は、来る途中に見かけた
  菱野温泉 常盤館。

 
 「登山列車で行く展望露天風呂1,000円」
 という看板に引かれた。

 登山列車って何だ?

 これでした。

 このあたりは晴れ上がっていて、佐久平まで見通せる展望のよい
露天風呂は、1,000円(高い)でも納得してしまう。
 遠来のお客さんを連れて行きたい。

 浅間山はほとんど見えなかったけど、
出会いに恵まれた良い山旅でした。

 次は前掛山へ…もう一度黒斑山から、
いや浅間神社から入るのもいいなあとか、
あれこれ広がります。

 
 

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